子猫の育て方
どんなキャットフードを選ぶのかが重要なのは、大人の猫やシニアねこだけでなく、子猫にも言えることです。
子猫は一年間で人間で言う18才まで成長します。
まず、子猫を育てる環境はしっかりと整えてあげましょう。
静かな部屋を用意して、衛生面と温度調節に十分気をつけながら、体調をこまめにチェックしてあげてください。
子猫がウイルスなどに感染すると、それだけで簡単に死にいたることもあります。
母猫も一緒にいる場合は、母猫のトイレなども清潔にしてあげましょう。
人間も子猫に触る前は、手を必ず洗うようにするなど、清潔な状態を保ちます。
子猫のベッドは大体、38℃程度にしてあげるのが理想的ですが、ペット用の暖房器具などを使うときは、低温やけどをしてしまう場合もあるので、低めに温度設定をしておきましょう。
そして、子猫の体重や尿、便などは毎日必ず確認すること!
可能であれば、体重は毎日確認したいですね。
子猫の体重はほぼ毎日増加するものです。
一日あたり最低でも5gは増加するといわれています。
生まれてから一週間で二倍・二週間で三倍にも増えていくのです。
体重が増加しない場合は、母猫のミルクの量や質に問題があるかも知れません。
また、病気の疑いもあるので、早めに獣医師に相談しましょう。
生後一ヶ月ごろまでは、母猫が子猫の陰部をなめて刺激をあたえてあげないと排泄がおきません。
しかし、人間でもティッシュなどで軽く刺激を与えて排泄させてあげることも可能。
もし、そのうえで便・尿に異常があると感じた場合、その際も速やかに動物病院に連れて行きましょう。
子猫にミルクなどをあげる場合、哺乳瓶は乳首の小さいものを選び、使うたびに必ず熱湯消毒をします。
生後三週間くらいまでは、液体タイプのものを与えてあげましょう。
それ以降は粉ミルクに変えてあげるのが理想的です。
ミルクを入れた哺乳瓶は哺乳瓶ごとお湯をはったボウルに入れて暖めます。
適温になったら、子猫の口を優しく撫でてあげましょう。
そして、哺乳瓶を近づけます。
無理に口に押し込まないように注意します。
生後まもない頃は、3時間おきにミルクを与えてあげて、少しずつ間隔を広げていきます。
そして、忘れてはいけないのがワクチンの接種です。
生後三ヶ月を過ぎたら、かならずワクチンを接種します。
もともと子猫は母猫からもらった抗体をもっています。
しかし、生後三ヶ月を過ぎると、その抗体がなくなってしまうのです。
この時期、子猫は体力があまりありません。
ウイルスが命とりになることもあるので、かならずワクチンを接種しましょう。