キャットフードと猫の辞典

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老化のサインを見逃さない

猫の健康を守るためには、ペット保険に入ることも大切ですが、常に猫の行動を見守り、老化のサインを見逃さないことも大切です。
例えば、猫はシニアになると、行動が鈍くなります。
突然鈍くなるのではなく、徐々に鈍くなり、眠る時間も長くなります。
歩き方がふらふらしている場合などは、脊椎や関節のトラブルが考えられるので動物病院に連れて行きましょう。

また、老化で視力が弱まるので、行動範囲が狭くなることも考えられます。
よく観察してあげて、白くにごっている場所がないか確認してみましょう。
もし白く濁っているなら、獣医師に相談しましょう。

このほかにも猫の老化のサインはあります。

例えば、つめが伸びすぎている場合も合図の一つ。
つめが鞘の中に納まらず、出たままになっている場合は、老化状態を知らせるサイン。
爪とぎの回数が減り、伸びっぱなしになるので、指や手のひらに食い込んでしまうことも考えられます。
定期的に爪きりをしてあげましょう。

また、歯が抜けてしまうケースも少なくありません。
その原因は歯石の蓄積がほとんどです。
歯石は歯垢がたまってできるもの。
若い頃から歯垢をとる習慣をつけてあげましょう。
歯の表面がざらざらとして、黄色っぽいものが付着していたら、それが歯垢です。
指をガーゼで巻いて、こすってあげましょう。
落ちなければ、獣医師に処置してもらう必要があります。

猫の毛艶がなくなってきたら、それも老化の合図。
もっとも特徴的に現れるのは、口や鼻の周りです。
この部分は年をとると白くなりやすいと言われています。
毛並みも全体的に艶がなくなり、薄くなっていきます。
しかし、これはキャットフードの選び方次第で予防することも難しくありません。

そもそも老化は性的に成熟したとき、もしくは体力が限界に達したときから始まります。
猫なら10歳前後から徐々にサインがあらわれはじめます。

老化の速度や寿命は、猫によって大きく異なりますが、生活習慣や食べ物の違いが大きく関係していると考えられるでしょう。
最近では、ホリスティックフードなどキャットフードの質が高まりつつあります。
それに伴って、猫の寿命も年々延びています。

老化が進むと、動きが鈍くなりますが、そういった見た目だけでなく、内臓にもトラブルが増える傾向があります。
その点を考慮すると、飼い主の細やかなチェックと動物病院での定期健診は欠かせません。
普段から、キャットフードをしっかり吟味したり、猫の様子をこまめに見守りましょう。
そのうえで、ペット保険などにも加入しておくと、なお安心です。