キャットフードと猫の辞典

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猫の健康バロメーター「おしっこ」を考える

猫の健康状態を守るためには、身体を作るキャットフードをしっかりと選ぶことが重要です。
しかし、それだけではなく、普段からしっかりと猫を観察して、ちょっとしたサインを見逃さないようにすることも重要!
呼吸の仕方や耳の状態、便などを確認してあげるクセをつけましょう。

特におしっこは重要なサインの一つ。
猫は腎臓や尿路の病気になりやすい動物です。

特に男の子の場合は尿路の先端が細くなっているので、尿路詰まりが起こりやすいのです。
おしっこが完全にとまると、二日間で死にいたると言われています。
排尿に異常があると感じたら、すぐに動物病院に連れて行く必要があります。

泌尿器の病気の代表例として挙げられるのが、下部尿路症候群、尿毒症、膀胱炎などです。
このほかにも、おしっこが出ないということで考えられる病気として、タマネギ中毒、膀胱の腫瘍などが考えられます。

具体的なサインとしては、猫がしきりにトイレで力んでいたら要注意!
何度もトイレに駆け込んでおしっこする姿勢をとっていたり、トイレ以外の場所で辛そうに排尿しようとする場合は、泌尿器系の病気の可能性大。
チェックポイントは、性別がオスかどうか。
吐いていないかどうか、おしっこが赤くないかどうか、下痢があるかどうかなどが挙げられます。
一つでも当てはまる場合、注意が必要です。

トイレに行っているのに、数滴しか出ていなかったり、苦しそうに排尿している場合は尿路結石の可能性も考えられるでしょう。

尿路結石に注意!

尿路結石は膀胱内にできた結石が尿道内につまってしまう病気です。

女の子の場合は尿道が太いため、あまりこの病気にはなりませんが、男の子は尿道がせまいのでよく結晶がつまります。
排尿困難になると、食欲不振や嘔吐などの症状が出ることも!
二日以上おしっこが出ないと、尿毒症となって命の危険にさらされるので早急な対応が必要です。

キャットフードが原因?

この尿道の詰まりは、キャットフードが原因になることがあります。
男の子がミネラル分を多く含むフードを食べ続けた場合、フード内のミネラル分が結晶化し、それが尿道につまってしまうケースが考えられるのです。

そうすると、おしっこが逆流してしまいます。
結晶が尿道の先端部に押しやられて固まってしまうのです。
そして、おしっこが逆流して膀胱内圧が上がってしまいます。

特に太り気味で運動不足な場合は注意しましょう。
食生活をはじめ、生活習慣全体を改善してあげましょう。
カナガンなどの良質なフードに切り替えてあげると理想的です。

トイレも清潔に!

猫トイレが汚れていると、猫がおしっこしたがらないことも。
こまめに片付けてあげましょう。

また、ご飯の時間帯を区切らずに一日中ご飯を置いていたり、フードを山盛りにしてしまうのもNG。
これらは、尿結石の原因になってしまいます。
早急に改善してあげましょう。

遊ぶ時間を作って、運動不足にさせないこと。
食事は朝夕の一日二回に決めるなどして、それ以外の時間はフードを片付けておくこと。
栄養バランスの偏りの少ないカナガンシンプリーなどのフードを与えること!
新鮮な水をいつでも飲めるようにすることなどを心がけましょう。

水分補給は下部尿路症候群・尿結石の予防の重要課題です。
それぞれのお部屋の複数個所に水飲み場を設置してあげましょう。

水を頻繁に飲む場合も要注意!

水をあまりにも頻繁に飲む場合も要注意!
猫は犬ほど頻繁に水を飲むことはありません。

砂漠地帯出身なので、食べ物から効率よく水分を摂れるような身体の仕組みをしています。
しかし、年をとると、若い頃よりも頻繁に水を飲むようになります。

実は猫は身体の中で水を有効に使い、濃いおしっこをするのが特徴。
塩分の高い食べ物を摂取した後でも、それほどたっぷりと水を飲むことはありません。
もし、あなたの猫が頻繁に水を飲み、薄いおしっこをするようになったら、何かしらの体調不良が起きているかも知れません。
糖尿病や腎臓病、子宮蓄膿症などが疑われます。

糖尿病

ご飯をよく食べて、頻繁におしっこをする。
また、食べているのにやせる。下痢をする。寝ている時間が長い。
などの項目に当てはまると、糖尿病の恐れがあります。

身体の中に糖が増えてしまい、進行すると脱水症状を引き起こします。
結果、大量の水を飲むようになります。
老齢の猫は特にかかりやすい病気です。

意識して普段から確認してあげるようにしましょう。

ペット保険も有効活用しましょう!

尿結石でも糖尿病でも・・・いざというときに躊躇いなく動物病院に連れて行ってあげることのできるように!
予めペット保険に加入することをおすすめします。
いくらキャットフードに気をつけていても、万が一ということは考えられます。

シニアになれば、人間同様骨も弱くなり怪我のリスクも増えますからね。

そういった点も考慮すると、ペット保険は非常に有効な手段です。
おすすめの保険としてはPS保険が挙げられます。
とにかく毎月の保険料が安いので、家計への負担も少ないのがメリットです。