猫の皮膚に異常が出たら
キャットフードが劣悪だと、猫の皮膚にも異常が生じることがあります。
これは、粗悪な油が使用されていたり、添加物の影響などで一種のアレルギー症状のようなものが出てしまう場合です。
ただし、もちろん皮膚の異常の全てのケースでキャットフードだけが原因という訳ではありません。
例えば、ノミアレルギー性皮膚炎は、ノミに寄生された場合に引き起こされます。
猫はひどくかゆがり、足で自分の身体をかいたり、舐めたりするようになります。
症状が進行すると、湿疹や瘡蓋、発疹などが生じることもあるので早めの予防・対策が必要です。
ノミは猫の身体に一日数個から20個近い卵を産み付けます。
そして、その数をどんどん増やしていくのです。
この場合、ノミは黒い糞をするので、ノミとり用のくしなどでブラッシングしてあげると、猫の毛と一緒に黒い小さいものが出てくるでしょう。
それは、ノミが寄生しているサインなので、しっかりと対応してあげましょう。
ノミアレルギー性皮膚炎は人間にも移ります。
人間の場合、ひざの下や足首に発疹が生じます。
飼い主のひどく痒くなるので、早めに対応しましょう。
対策としては、ノミの駆除が唯一の手段。
ノミは約3mm程度。
場合によっては、イヌノミも猫に寄生してしまうケースがあります。
血を吸うときに出した唾液に猫がアレルギー反応を起こすのです。
駆除以外に治療方法がないので、部屋のいたる場所に駆除剤をまくことになります。
猫の身体にも、動物病院で処方してもらえるフロントラインやレボリューションなどを使いましょう。
また、皮膚の病気としては、クッシング症候群なども知識として覚えておきたいところ。
症状としては、脱毛やお腹が膨れるなどがひきおこされます。
これは腎臓の内側にある副腎の働きが活性化されて、ホルモンバランスが乱れることで生じます。
皮膚が薄くなったり、脱毛などが引き起こされます。
原因はストレスや腫瘍と言われています。
ストレスにさらされると、副腎に腫瘍が出来て、症状が出るのです。
また、他の病気を治療するのにホルモン剤を投与し続けた場合も、この病気にかかるケースがあります。
治療法は原因・状態によって異なります。
動物病院に連れて行って適切な処置を受けましょう。
このほかにも、ツメダニ症などの皮膚病が代表的な猫の疾患として挙げられます。
いずれにしても、ペット保険の加入しておくと便利ですよ!