キャットフードのQ&A
ここでは、猫に関する疑問あれこれを解消!
Question:ウンチが固い、出ない。こんなときどうすれば?
Answer:
排泄の姿勢をとっているのに、なかなかウンチが出なければ、便秘の可能性が高いと言えます。
おしっこの姿勢と似ているので、おしっことウンチどちらなのか分からないこともあるかも知れませんが、いずれにしても丸一日そんな状態なら体調不良であると考えられます。
早めに動物病院に相談しましょう。
根本的な改善としては、やはりキャットフードの変更を検討した方が良いと思います。
安全性が高く、なおかつ猫の身体に優しいフードを与えることが大切です。
また、日ごろから猫の健康管理に気を配り、ストレスなどをケアしてあげましょう。
Question:毛艶が悪い!こんなときどうすれば?
Answer:
猫は普段から自分で毛づくろいをするキレイ好きな生き物です。
しかし、普段から毛並が悪かったり、パサパサする感じが多い場合は何かしらの病気を患っている可能性があると考えられます。
考えられるのは、慢性胃腸炎などの消化器系の病気や寄生虫など。
必ずしも、病気だと断定できる訳ではありません。
場合によっては、猫とキャットフードの相性が悪いケースも!
粗悪なフードの場合は、使い古しの油を使用していることが多いです。
また、添加物などもたっぷりと含まれていることがほとんど。
それらが誘因となって、毛艶が悪くなってしまっている可能性があります。
添加物が含まれていないヒューマングレードのキャットフードを与えてあげれば、それだけでかなり毛並みがよくなることもあるでしょう。
おすすめはカナガンなどです。
Question:吐く、嘔吐するなどの症状が見られる。こんなときどうする?
Answer:
猫は毛づくろいで胃に溜まった毛を生理的に吐き出す習慣があります。
しかし、嘔吐の原因は実に様々で、毛玉だけが原因とは言い切れません。
原因を特定するのは難しいでしょう。
場合によっては、キャットフードが身体に合わないということも多く考えられます。
先述したように使い古された油は胃にもたれやすく、身体が敏感な猫なら、それが負担になり嘔吐する可能性も少なくありません。
市販フードからホリスティックに変えたら、嘔吐の回数が大きく軽減できたという話も数多く耳にします。(家の猫もそうでした。)
まずは、フードを見直してあげるところから始めましょう。
ただし、これらのチェック項目を確認して、当てはまる場合は動物病院に連れて行ってあげましょう。
○発熱を伴っている場合
○一日のうちに、何回も頻繁に吐いている
○おしっこやウンチに異常がある
○よだれを垂らしている
○嘔吐物や便に血が混じっている
もちろん原因はキャットフードだけとは限りません。
深刻な状態から嘔吐につながっている可能性もあります。
脱水症状のリスクもありますから、適宜、動物病院を活用しましょう。
Question:異常に食欲があり、肥満気味です。どうすれば良い?
Answer:
毎日一緒にいる猫なら体重変化には気がつきにくいもの。
特に毎日しっかりご飯を食べているなら、健康そのものの様に見えて、体調不良や肥満に気が付きにくいかも知れません。
しかし、肥満は様々な病気のリスクを高めることになります。
しっかりと飼い主が対応してあげましょう。
肥満の原因の代表例として挙げられるのが、フードの与えすぎ。
また、人間の食べ物を何となく与えてしまうという場合も肥満につながります。
キャットフードの種類によっては、先述したように劣悪な油を使用しています。
劣悪な油は身体に脂肪分として蓄積されやすい性質があります。
その為、しっかりと品質管理されたフードを与えてあげれば、それだけで健康的な体型になっていくことも十分に考えられます。
また、猫は本来肉食の生き物ですので、グレインフリー(穀類不使用)のフードなら腹持ちがよくなり、食欲をある程度抑えることができるかも知れません。
グレインフリーの代表的なフードとしてはカナガンが挙げられます。
Question:新しいフードに切り替えたけど、なかなか食べてくれない。
Answer:
例えば、老齢の猫なら視力・嗅覚が弱くなり、食べ物がどこにあるか分からなくなってしまうことも。
この場合、フードを鼻先に持っていってあげれば、食べ物に気付いて食欲が沸いてくるかも知れません。
また、理想的なフードの切り替え方法としては、いつものフードから徐々に新しいものを混ぜていく方法があります。
それを意識してあげると、猫の身体にも負担が掛からず、キャットフードの切り替えがスムーズにいくかもしれません。
Question:どれくらいフードをあげれば良いの?
Answer:
基本的にはフードのパッケージ等に記載されている量をきちんと測って与えてあげることが大切です。
体重をしっかりと把握して、それにあわせて適切な量を与えてあげましょう。
ちなみに、猫にとって必要な一日のカロリー量はこんな式で求めることができます。
標準体型:必要カロリー=(体重×30+70)×1.2
肥満体型:必要カロリー=(体重×30+70)×1.0
個々の骨格や体質もあるので、一概にこの式に当てはめれば良いというわけではありませんが、目安として活用するのも良いでしょう。
Question:肥満を解消するにはどうすれば?
Answer:
ダイエットには、先述したようにグレインフリーのフードがおすすめ。
健康的に効率よく体型を改善できます。
ただし、フードに頼るだけでなく、人間と同じように運動を普段の生活に取り入れること!
猫は走り回るような駆けっこよりも、高低差のある垂直運動の方が向いています!
キャットタワーの設置などを考えてみましょう。
運動しない子でも、遊ぶのが楽しくなるような工夫をしてあげましょう。
高齢猫の場合は、骨や関節への負担を軽減するために、段差を低くしてあげるなどの工夫をしましょう。